
抜け毛症とは、異常な脱毛のことを指しています。人は、毎日50本前後の抜け毛があると言われていますが、抜け毛症の場合には、100本以上の抜け毛があるということです。また、抜け毛の毛根や毛幹などが細くなっていたり、また汚れていたりと、健康な人の髪の毛と比べますと明らかに違う点が見られるようです。そのような抜け毛は異常なもので、放置しておきますと必ずハゲてしまうそうです。月日が経過すれば髪の毛の状態も修復されるだろうと、抜け毛を侮ってはいけません。
抜け毛症かもと思った段階で専門医などに相談するのが良いでしょう。男性の場合、抜け毛は前頭部か頭頂部から始まって、後頭部へと向かうのが普通です。人によっては抜け毛は部分的なものに留まって、生えぎわが後退したり小さな脱毛が後頭部にできるだけということもあります。しかし、若いうちから抜け毛が始まった人では、頭頂部の毛がすべてなくなり、側頭部や後部の部分的に毛が残るだけになることもあります。
一方、女性では、抜け毛症は頭頂部から始まりますが、完全に毛が抜けるのではなく毛が全体に薄くなるのが一般的とされています。通常、生えぎわは変化しません。このようなタイプを女性型脱毛症と呼んでいます。治療法としましては、育毛剤・養毛剤を使用したり、残った髪を移殖する外科的治療(植毛)、あるいは毛母細胞や毛乳頭などを含んだ毛のう組織や細胞を試験管の中で培養して増やして、頭皮に注射し植毛する方法、いわゆる再生医療があります。
抜け毛症を完全に治すためには、抜け毛症が発症してすぐに治療を始めることが重要とされています。当然ながら、若いうちに治療しますと効果が高くなるのですが、場合によっては高齢者でも抜け毛症が完治することもあるようです。これは、抜け毛症が発症してすぐでしたら、高齢者は男性ホルモンが若い人よりも少なくなっていますから、男性ホルモンが髪の毛に悪い影響を及ぼす可能性が低いからなのだそうです。若い人は、男性ホルモンが活発になっていますから、抜け毛症が完治しましても今後さらに抜け毛が増えていく可能性があるということです。
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