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抜毛癖(トリコチロマニア)

抜毛癖(トリコチロマニア)

抜毛癖(トリコチロマニア)は、正常な毛を引き抜いてしまう性癖によって頭部に脱毛斑が出現する精神疾患、抜毛症と呼ばれるものです。DSM-IVおよびICD-10では、習慣および衝動の障害の中の一項目として挙げられています。円形脱毛症だと思っている人が、実は抜毛症であったというケースも多いと言われています。抜毛癖(トリコチロマニア)は、世間一般ではあまり知られていないということも起因しているのでしょう。

そのため、誤った治療や対策が施されていることも少なくないようです。抜毛癖(トリコチロマニア)は、ヘアサイクルや頭皮、毛根自体に異常があるわけではなく、人為的に毛をむしりとってしまうことにより脱毛が悪化していますから、円形脱毛症とは異なる治療をしなければなりません。抜け毛治療および対策の際には、トラブルの起きている脱毛部位が抜毛癖によるものなのか、それとも円形脱毛症によるものなのかを突き止めることが重要とされています。

抜毛癖(トリコチロマニア)は、欲求不満や精神的ストレスが原因となっています。多くは小学生、幼稚園児などの小児に見られるのですが、大人でも発症します。爪を噛んだり、指を吸ったり、あるいはチックと呼ばれる周期的に繰り返す筋肉の収縮などが同時に認められることもあるようです。本人が髪の毛を抜いていることを自覚していることもあるようですが、まったく気づかず行っていることもあるようです。

抜毛癖(トリコチロマニア)の人というのは、ストレスを受けたときに自分の髪の毛を抜くという手段でストレスを解消させようとします。このような自虐的なストレスの対処方法というものは、もちろん好ましくありません。幼少期からこのような方法でストレスを対処していますと、大人になってからも自分を攻撃することにより快感を得、ストレスを発散するという方法を取るようになってしまいます。専門医での適正な治療が必要でしょう。

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